One Point Art


1980年第1作 飛翔

2010年 富士山
(ポルトガル・ポルト市に謹呈)

飛翔 富士山
  外形寸法(mm):H1500 X W2200
  作品の素材:帆立貝信楽焼油彩仕上
1998年
 朝日新聞社「富士」公募  グランプリ受賞


代表者

北村温子

OPA工房設立について

壁画作家:北村温子(Atsuko Kitamura)
     (東京都出身。昭和17年生)

1980年にひらめいた世界を実現したく、高層建築に手造り壁画第一号を制作いたしました。 以来、今日まで私の壁画制作の目的は(自然と科学)、(芸術と技術)の共存を願い、又、次の世代にメッセージできるパブリックアートを提案しています。

 小さな島国の日本の風土は豊かな四季をバックグラウンドに木の文化が土壌でした。 先人の遺した繊細な神経、気配りの国民性は日常茶飯事の生活の中に、文化芸術が生息することで、お互いに助け合う豊かな心が生まれました。 あらゆる職人の世界はさながら現代なら生活デザイナー、芸術家であり日本の文化と経済を支えた歴史的事実がありました。 しかし、1970年代になると鉄骨のビルが、振り向けば1つというようなスピードで建築ラッシュが始まりました。
 この様に、現代の科学化する日本の風土に人間のぬくもりを遺したく、デザイン・制作・施工を独自の素材とともに発表しています。
 素材の耐久性は壁画古来のエジプト時代から検証された日本名、七宝焼(シッポウヤキ)の美術工芸品を、近代建築用に研究開発した壁画用安全工法(特許庁申請:特許出願番号2000-235390)の耐震性(震度7)とともに構築されましたので、この度初公開し、皆様の参加と伝承文化のご支援、ご理解を広く望みます。

OPAの名称は、NE OINT RT(ワンポイントアート)の略字で、限られた生命、エネルギーを結晶する意味です。

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七宝焼について
  金属とガラスにより作られる七宝は、陶器(セラミック)にはない色彩、加工技術、そして優れた耐久性があります。  金属の基盤上に乗る釉薬(ゆうやく)と呼ばれるガラス質の粉末は、基盤と共に800℃前後にて、数回に渡り、絵付けと焼成を繰り返します。
ゆうやく

flower

  数千年もの昔よりその手法が世界各地で使われた七宝は、16世紀に日本へ到来。  以来現代に至るまで、その工芸技術が多種多様な装飾品に使用されました。  また、その多くの作品は欧米の収集家に愛され、所蔵されています。


【左写真 : デザインにならい、細心の注意を払いユウヤクで壁画を描く】

  オパでは、この七宝の美しさと耐久性を生かした芸術、そして潤いの求められる現代建築技術との融合を、壁画という最大の形で表現します。

  七宝における芸術性はもちろん、大地震にも耐えうるオパ独自の設置技術と高度の耐久性は、永続的な『うるおい』をその空間にもたらします。

 ここ、オパのホームページOPA-on.comでは、オパの国内外百以上の作品の内、一部を紹介します。 お住まいのお近くの公共機関に、当社の作品がありましたら、是非御覧下さい。


【右写真 : 電気窯でユウヤクと共に銅板を焼成する】
 
焼成風景

 

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