OPA工房設立について
壁画作家:北村温子(Atsuko Kitamura) (東京都出身。昭和17年生)
1980年にひらめいた世界を実現したく、高層建築に手造り壁画第一号を制作いたしました。 以来、今日まで私の壁画制作の目的は(自然と科学)、(芸術と技術)の共存を願い、又、次の世代にメッセージできるパブリックアートを提案しています。
小さな島国の日本の風土は豊かな四季をバックグラウンドに木の文化が土壌でした。 先人の遺した繊細な神経、気配りの国民性は日常茶飯事の生活の中に、文化芸術が生息することで、お互いに助け合う豊かな心が生まれました。 あらゆる職人の世界はさながら現代なら生活デザイナー、芸術家であり日本の文化と経済を支えた歴史的事実がありました。 しかし、1970年代になると鉄骨のビルが、振り向けば1つというようなスピードで建築ラッシュが始まりました。
この様に、現代の科学化する日本の風土に人間のぬくもりを遺したく、デザイン・制作・施工を独自の素材とともに発表しています。
素材の耐久性は壁画古来のエジプト時代から検証された日本名、七宝焼(シッポウヤキ)の美術工芸品を、近代建築用に研究開発した壁画用安全工法(特許庁申請:特許出願番号2000-235390)の耐震性(震度7)とともに構築されましたので、この度初公開し、皆様の参加と伝承文化のご支援、ご理解を広く望みます。
OPAの名称は、ONE POINT ART(ワンポイントアート)の略字で、限られた生命、エネルギーを結晶する意味です。
|